水道元栓を閉める
引っ越しの際には、電気・ガスと並んで忘れてはいけないのが「水道元栓の閉栓」です。
水道の元栓を開けたまま退去すると、漏水・水道料金の誤請求・凍結破損などのトラブルにつながる恐れがあります。
特に冬季の寒冷地では、配管凍結による損害が発生することもあるため、
退去前に確実に元栓を閉めることが大切です。
この記事では、いつ・どこで・どのように元栓を閉めるかを詳しく解説し、
必要な持ち物や注意点も合わせて紹介します。
いつ行う?
水道の元栓を閉めるタイミングは、引越し当日の最終退去前が理想です。
掃除や荷物の搬出などで水を使用する場面があるため、すべての作業を終えてから行いましょう。
特に、旧居の清掃後・退去立ち会いの直前に閉めるのがベストです。
早く閉めすぎると手洗いや掃除に支障が出るため注意しましょう。
また、冬季(特に寒冷地)では、退去当日だけでなく、
数日前に凍結防止のために一時的に元栓を閉めておくこともあります。
この場合は、水道局や管理会社に相談して指示を仰ぐと安全です。
どこで閉める?
水道の元栓は、建物の構造によって設置場所が異なります。
代表的なパターンを以下に示します。
- 戸建て住宅:敷地内の地面に埋め込まれた「量水器ボックス(メーターボックス)」内にあります。
蓋を開けると、水道メーターと一緒にバルブが設置されています。 - マンション・アパート:玄関横または共用廊下のメーターボックス内にあることが多く、
「水道メーター」と書かれたパネルの内側にバルブがあります。 - オートロック付き物件:共用部にあるため、管理会社やオーナーに立ち会ってもらう場合もあります。
元栓の形状は物件によって異なりますが、ほとんどの場合、ハンドル式またはマイナスドライバー式です。
閉めるときは、時計回り(右回し)に回して止水します。
力を入れすぎるとバルブを傷める可能性があるため、手応えを感じた時点で止めましょう。
必要な持ち物
水道元栓を閉める際に便利な持ち物を紹介します。
- マイナスドライバー:ドライバー式のバルブを閉める際に必須。100円ショップでも入手可能。
- 軍手:金属部分が冷たい場合や滑り防止に役立ちます。
- 懐中電灯:屋外ボックス内が暗いときや夜間作業時に使用。
- 雑巾・タオル:水滴が残っている場合に拭き取るために準備。
- スマートフォン:閉めた後にメーターが止まっているか確認し、写真で記録。
特に、マイナスドライバーは形状が合わないと回せないため、
一度開閉を試しておくと安心です。
手順
- ① 元栓の場所を確認。
水道メーターの近くにあるバルブを探します。 - ② バルブを時計回りに回す。
手またはドライバーを使ってゆっくり閉めます。止まったところで完了です。 - ③ 室内の蛇口を開けて水が止まっているか確認。
すべての蛇口から水が出なければ閉栓成功です。 - ④ メーターが止まっているか確認。
メーター内の回転針が動いていないかチェックします。 - ⑤ 最後に蓋を閉める。
ボックスの蓋をしっかり閉め、泥やゴミが入らないようにします。
注意点
- 閉め忘れは漏水・料金発生の原因。
特に集合住宅では、隣接住戸への影響も出る場合があります。 - 退去立ち会い前に閉栓する。
清掃後や水道使用が終わったタイミングで行うと確実です。 - 冬季は配管凍結に注意。
閉めた後に屋外の蛇口から少量の水を出しておくと破裂防止になります。 - メーターボックス内に虫や泥がある場合。
軍手と懐中電灯を使い、安全を確認してから作業しましょう。
どこに連絡する?
閉栓後に異常があったり、元栓の位置がわからない場合は、
市区町村の水道局または契約中の水道事業者に連絡します。
担当者が現地対応してくれることもあります。
(例:▶ 東京都水道局 公式サイト)
まとめ
水道元栓の閉栓は、引越し当日の最終作業として必ず行うべき重要なステップです。
場所はメーターボックス内、閉め方は時計回りが基本。
必要な持ち物は、マイナスドライバー・軍手・懐中電灯など。
作業後は、全蛇口で水が止まっているかを確認しましょう。
これを怠ると、退去後に思わぬ請求やトラブルが発生することもあります。
少しの確認で安心して新居へ移れるよう、最後まで丁寧に対応しましょう。
