電気ブレーカーを落とす
引っ越しの際に忘れがちなのが、電気ブレーカーを落とす(電源を切る)作業です。
退去時にブレーカーを切り忘れると、契約が自動更新されて電気料金が発生することや、
感電・火災などのリスクにつながる可能性があります。
また、管理会社や次の入居者に迷惑をかけることもあるため、
退去時には必ずブレーカーの操作を行いましょう。
この記事では、ブレーカーを落とす正しい手順・タイミング・注意点について、
引越しの現場で役立つ実践的な内容を解説します。
いつ行う?
電気ブレーカーを落とすタイミングは、退去日の最後です。
引越し作業中は照明や掃除機などの電力を使用するため、作業が完全に終わった後に行います。
具体的には、荷物搬出 → 清掃 → 写真撮影 → 退去立ち会い → ブレーカーOFFの順番が理想です。
また、夜間退去や冬季などで暗くなる可能性がある場合は、
ブレーカーを落とす直前に懐中電灯を手元に用意しておくと安心です。
引越し業者が作業を終えた後に電源を切るよう依頼するケースもありますが、
最終的な確認は必ず自分で行いましょう。
どこで行う?
ブレーカーは、玄関付近や洗面所の上部・物入れの中などに設置されています。
集合住宅では、玄関ドアの内側すぐ上にあるパネルを開けると見つかることが多いです。
ブレーカーには3つのスイッチがあり、それぞれ次のような役割を持っています。
- ① アンペアブレーカー:契約電力を制御するメインスイッチ。落とすと全体の電源が切れます。
- ② 配線用遮断器(小ブレーカー):部屋ごとの電気回路を制御します。照明・エアコン・コンセントなどに分かれています。
- ③ 漏電遮断器:漏電を検知して電流を遮断する安全装置。通常は触れません。
退去時には、すべての小ブレーカーとメインブレーカーをOFFにすることで、
電気の供給を完全に停止できます。
必要な持ち物
ブレーカーを落とす際に特別な工具は不要ですが、以下の持ち物を準備しておくと安心です。
- 懐中電灯またはスマートフォンのライト:夜間や暗所での作業に必須。
- 脚立または踏み台:ブレーカーの位置が高い場合に使用。
- 軍手:安全のために着用。埃や蜘蛛の巣がある場合もあります。
- 電気契約の控え:電力会社への閉栓連絡を行う際に契約番号を確認できます。
なお、退去前に電力会社へ利用停止の連絡を行うことも忘れずに。
停止日を退去日に合わせておくと、余分な請求を防げます。
手順
- ① 電力会社への停止手続きを済ませる。
引越しの1週間前までに連絡し、停止日を設定しておきましょう。 - ② 搬出・清掃・確認を終える。
すべての電化製品をコンセントから抜き、作業を完了します。 - ③ 小ブレーカー(部屋ごと)をすべてOFFにする。
コンセントや照明が個別に切れたことを確認します。 - ④ メインブレーカーをOFFにする。
「主幹」または「電源」スイッチを下げて完全に遮断します。 - ⑤ カバーを閉じて終了。
感電やホコリ侵入を防ぐため、パネルをしっかり閉めておきましょう。
注意点
- 電気を切る前に冷蔵庫の中身を処分。
電源を落としたまま放置すると臭いやカビの原因になります。 - エアコン・照明をOFFにしてからブレーカーを落とす。
電気機器に負担をかけないようにします。 - 共用部のブレーカーは触らない。
アパートやマンションでは、個別契約分のみを操作しましょう。 - 退去立ち会い時に管理会社へ報告。
「ブレーカーを落としました」と一言伝えると丁寧です。
どこに連絡する?
電気の停止・開始手続きは、契約している電力会社へ行います。
例えば、東京電力、
関西電力、
九州電力など、
公式サイトからオンラインで簡単に停止申請が可能です。
まとめ
電気ブレーカーを落とす作業は、退去当日の最終工程として欠かせません。
ブレーカーの位置を事前に確認し、小ブレーカー→メインブレーカーの順に確実にOFFにしましょう。
必要な持ち物は、懐中電灯・踏み台・軍手など。
特に、電力会社への停止連絡を忘れないことが大切です。
正しい手順で作業すれば、不要な電気代の請求やトラブルを防ぎ、
安心して新生活をスタートできます。
