寮や下宿の退去手続きをする
進学や就職、引越しなどのタイミングで寮や下宿を退去する手続きが必要になることがあります。
賃貸住宅とは異なり、寮や下宿には独自の規則が設けられていることが多く、
退去の連絡時期や原状回復のルールを誤ると敷金の返還トラブルや退去後の費用請求につながることもあります。
ここでは、退去の流れ・必要な書類・準備のポイントをわかりやすくまとめました。
いつ退去手続きをする?
退去の申し出は、退去希望日の1か月前までに行うのが一般的です。
学生寮や下宿では「◯日までに退去届を提出」といった明確な期限が規定されている場合があるため、
まずは契約書または入居時に受け取った「入寮規則」「利用案内」を確認しましょう。
大学や会社の寮の場合、年度末や人事異動時期は退去が集中します。
退去手続きや清掃予約が混み合うため、1〜2か月前から計画的に準備を進めるのがおすすめです。
どこで手続きをする?
退去手続きの窓口は、寮や下宿の運営形態によって異なります。
- 学生寮の場合:学校の学生課・寮管理室に「退寮届」を提出します。
- 会社寮の場合:人事部や総務部を通して退去届を提出し、管理会社が対応します。
- 民間下宿の場合:大家さんまたは管理会社に直接連絡します。書面提出が必要なケースもあります。
退去連絡の方法は、書面・メール・専用フォームなどさまざまですが、
口頭だけの連絡ではトラブルのもとになるため、必ず記録が残る形で提出しましょう。
必要な持ち物・書類
退去時には、以下の書類や持ち物を準備します。
- 退去届(退寮届):寮や学校指定の書式がある場合が多い
- 賃貸契約書または入寮契約書:敷金や退去精算の確認に必要
- 印鑑・本人確認書類:書類提出時に求められることがあります
- 清掃費用・修繕費用などの支払い用現金または口座情報
- 鍵一式:返却時にスペアも含めて提出(紛失時は交換費用が発生)
- 荷物の搬出用の段ボール・梱包材
寮によっては、共用スペースの清掃やゴミ出し方法が決められている場合があります。
掲示板や通知をよく確認し、退去チェックリストに沿って準備を進めましょう。
退去までの流れ
- 退去希望日を管理者に連絡(1か月前が目安)
- 退去届の提出・退去日の確定
- 荷物の整理・不要品の処分(自治体のごみルールに従う)
- 退去立ち会い(管理人・大家・担当職員などが実施)
- 鍵の返却と精算(清掃費・修繕費の清算、敷金の返還)
立ち会いでは、部屋の汚れや破損箇所の確認が行われます。
経年劣化や通常使用による汚れは原則として借主負担ではありませんが、
壁の穴や設備破損がある場合は修繕費を請求されることもあります。
退去前に確認しておくこと
- 電気・ガス・水道・インターネットの解約を忘れずに(名義が本人の場合は個別解約が必要)。
- 郵便物の転送手続きを郵便局で行い、新住所に届くようにする。
- 家具・家電付きの寮では、備品の破損・汚損がないか確認。
- 退去時の写真撮影をしておくと、敷金精算時のトラブル防止になります。
また、寮生活中に貸与された備品(布団、机、Wi-Fi機器など)は、
返却漏れがないようにチェックリストを使って確認しておくと安心です。
退去時の注意点
寮や下宿の退去では、原状回復義務が課せられています。
壁のポスター跡やシールの剥がし忘れ、ガスコンロの油汚れなど、簡単に落とせる汚れは自分で掃除しておきましょう。
掃除が不十分な場合、追加の清掃費を請求されることがあります。
また、退去日までの家賃(日割り計算含む)はきちんと精算しましょう。
預けた敷金から差し引かれる場合が多いため、精算明細書を確認して納得してから退去するのがポイントです。
まとめ
寮や下宿の退去手続きは、退去希望日の1か月前を目安に、管理者または大家へ正式に連絡しましょう。
必要書類は退去届・契約書・鍵・本人確認書類などで、
退去当日は立ち会い・精算・鍵返却を行います。
清掃や原状回復を丁寧に行い、トラブルを未然に防ぐことで、気持ちよく次の生活をスタートできます。
特に学生や単身赴任者は、年度末の退去が集中するため、早めの行動を心がけましょう。
