学校・こども園の転入手続きを行う
- 時期：引越し後、できるだけ早く（転入届の提出後）
- 手続き先：市区町村役場の教育委員会・学務課、または新しい学校・こども園
- 持ち物：転入学通知書／在学証明書／教科書給与証明書／保護者の本人確認書類／印鑑（必要な場合）
引越しによって住所が変わると、お子さんが通う学校やこども園も新しい地域の管轄に移ります。
このとき必要なのが、学校やこども園の転入手続きです。
転校・転園の流れの中でも特に重要なステップであり、新しい学校生活をスムーズに始めるための準備となります。
転入手続きの基本的な流れ
引越し先での住民登録（転入届）が完了すると、自動的に教育委員会の担当課に情報が連携されます。
教育委員会では住所地に基づいて通学指定校を決定し、保護者宛に「転入学通知書」を発行します。
この通知書を新しい学校またはこども園へ提出することで、正式な転入手続きが完了します。
一方、こども園や保育園の場合は自治体によって制度が異なり、教育委員会や保育課への申請が必要になることもあります。
特に認定こども園は「教育＋保育」両方の要素を持つ施設のため、担当窓口が異なるケースもあります。
提出する主な書類
新しい学校や園では、以下の書類を提出します。
- 転入学通知書：教育委員会から発行される正式な入学許可書。
- 在学証明書・教科書給与証明書：前の学校から発行。前年度の学習履歴を引き継ぐために必要。
- 健康調査票や緊急連絡先カード：初登校日に提出を求められることがあります。
また、給食費・教材費・PTA加入などの案内も同時に受け取ります。
学校によっては制服・体育着などの購入が必要な場合もあるため、案内を確認して早めに準備を進めましょう。
こども園・保育園の転入の場合
こども園や保育園では、空き状況の確認が重要です。
自治体の保育課やこども未来課に相談し、入園可能な園を紹介してもらいましょう。
特に年度途中の転入は定員が埋まっていることもあるため、引越しが決まった段階で早めに連絡しておくのがおすすめです。
必要書類としては、母子健康手帳・健康診断書・予防接種の記録などが求められます。
また、保育料や利用時間の変更が生じる場合もあるため、旧住所の保育課への精算も忘れずに行いましょう。
注意点とスムーズに進めるコツ
- 転入手続きは教育委員会 → 学校（または園）の順で行う。
- 住民票の異動を済ませないと転入学通知書は発行されない。
- 旧学校からもらう書類は、転居当日までに受け取っておくと安心。
転入後の初登校・入園の準備
手続き完了後は、学校または園から登校（登園）日や持ち物の案内があります。
特に、通学路やバスの利用方法、安全確認なども保護者が一緒に行うようにしましょう。
また、新しい環境に慣れるまでは保護者と先生の連絡帳での情報共有が大切です。
まとめ
学校・こども園の転入手続きは、新しい生活のスタートを支える重要な手続きです。
引越しが決まったら早めに教育委員会と連絡を取り、必要書類を揃えておきましょう。
こども園・保育園の場合も、入園枠の確認と健康書類の準備がスムーズな転入のカギとなります。
お子さんが安心して新しい環境で過ごせるよう、計画的に手続きを進めましょう。
自治体別の教育委員会の連絡先一覧は、文部科学省公式サイトから確認できます。
