家具・家電の傷や汚れを確認する
引越しの準備や搬出作業の前後で忘れてはいけないのが、家具や家電の傷や汚れの確認です。
引越し業者による搬出・搬入の際に、破損や擦り傷が発生するトラブルは少なくありません。
事前に状態をチェックしておくことで、損害の原因を明確化し、
万が一のときもスムーズに対応できます。
また、自分で清掃や養生を行うことで、傷の再発を防ぐことも可能です。
この記事では、家具・家電の確認を「いつ・どこで・何を使って」行うべきかを、
引越し前後の流れに沿って詳しく解説します。
いつ確認する?
家具・家電の確認は、搬出前と搬入後の2回行うのが理想です。
まず、搬出前(引越し当日の朝または前日)に自分で状態をチェックし、
小さな傷・汚れ・凹みなどをスマートフォンで撮影しておきます。
これが「現状確認」となり、引越し業者に破損の責任があるか判断する重要な証拠になります。
次に、搬入後(新居到着後)は、すべての家具・家電を設置する前に再度チェックします。
配送時に新たな傷が付いていないか、照明や自然光の下で角度を変えて確認すると良いでしょう。
特に冷蔵庫や洗濯機、テレビなどは、移動時の衝撃で目に見えない内部破損が起きることもあるため、
通電テストも忘れずに行います。
どこで確認する?
チェックすべき場所は、家具・家電の「表面」だけではありません。
特に以下の箇所は、引越し時に破損しやすいため、重点的に確認しましょう。
- 家具:角・脚・引き出しの取っ手・背面の板など。
- 家電:ドアやパネルの表面、背面の配線部、コードの根元。
- 冷蔵庫:側面・ドア下部のゴムパッキン、天面のへこみ。
- 洗濯機:排水ホースの接続部分、底面のキャスター周り。
- テレビ:液晶画面、スタンド部分、リモコン受光部。
- テーブル・棚:脚の接合部・天板の角。
また、マンションなどでは廊下や玄関の養生が不十分だと、
搬出入時に壁や床が傷つくことがあります。
自分の持ち物だけでなく、建物側の傷の有無も写真で記録しておくと安心です。
必要な持ち物
家具や家電の状態を確認・記録する際に便利な持ち物を紹介します。
- スマートフォン・カメラ:傷や汚れの位置・大きさを記録(全体とアップの2枚撮影がおすすめ)。
- メモ帳またはチェックリスト:撮影日時や場所、対象物をメモしておく。
- 懐中電灯:家具の裏や家電の隙間など暗い場所を確認するために使用。
- 柔らかい布・中性洗剤:軽い汚れは拭き取り、きれいな状態で確認すると判別しやすい。
- 軍手:角や裏側のチェック時にケガを防ぐ。
特にスマートフォンの撮影では、日付入り設定を有効にしておくことで証拠としての信頼性が高まります。
確認・記録の手順
- ① 家具・家電を設置場所から少し離す。
裏面や底部も確認できるようにスペースを確保。 - ② 表面・角・裏側を順番に撮影。
光の反射を避け、正面と斜めの角度から撮るとわかりやすい。 - ③ 小さな傷・凹みはアップ写真も撮影。
定規やペンを横に置いてサイズが分かるようにします。 - ④ 目立つ汚れやシミがある場合は清掃。
拭き取れる汚れは落として、残るものだけを記録。 - ⑤ 搬入後、同じ箇所を再チェック。
写真と照らし合わせて新たな傷がないか確認します。
注意点
- 引越し業者立ち会い時に一緒に確認する。
作業前後で記録を共有しておくと、トラブル時に迅速な対応が可能です。 - 業者の保証範囲を事前に確認。
小さな擦り傷は補償対象外となる場合もあります。 - 清掃と確認を同時に行う。
汚れが落ちない箇所はそのまま残し、破損と区別できるようにします。 - 電化製品は通電チェックを忘れずに。
搬入後すぐに電源が入るか確認しましょう。
どこで行う?
家具・家電のチェックは、旧居と新居の両方で行うことが大切です。
旧居では搬出前の状態を、新居では搬入後の状態をそれぞれ撮影・確認。
また、マンションや集合住宅の場合は、共用部(エレベーター・階段・廊下)も
業者立ち会いのもとで確認しておくとトラブルを防げます。
まとめ
引越し時の家具・家電の傷や汚れ確認は、搬出前と搬入後の2回がポイントです。
必要な持ち物はスマートフォン・懐中電灯・メモ帳・布など。
照明の下で細部まで確認し、写真を撮って記録しておけば、
破損があった場合でも冷静に対応できます。
清掃と確認を同時に行い、家具・家電をきれいな状態で新生活に迎え入れましょう。
