掃除機・雑巾・洗剤を残しておく
引越し作業では荷物の梱包や搬出に気を取られがちですが、「掃除機・雑巾・洗剤を残しておく」ことはとても重要です。
引越しの最後には、旧居の掃除や簡単な拭き取りが必要になるため、これらの掃除道具をすべて梱包してしまうと、退去前の清掃ができないというトラブルになりかねません。
この記事では、引越し当日に掃除をスムーズに行うための準備と、掃除道具を残すタイミングと使い方を詳しく解説します。
いつ準備し、いつまで残しておく？
掃除機や雑巾、洗剤は、引越し前日から当日まで残しておきましょう。
特に退去立ち会いがある賃貸物件では、最後に部屋を清掃する必要があります。
そのため、他の荷物と一緒に積み込まず、「最後に使う専用ボックス」としてまとめておくのがおすすめです。
荷物搬出後の床や壁にはホコリや汚れが残りやすく、
掃除機や雑巾がないと十分な清掃ができず、敷金の返還額に影響する場合もあります。
どこで使用する？
掃除道具を使う場所は、旧居と新居の両方です。
以下のように使い分けることで、効率よく清掃できます。
- 旧居：搬出後の床・押入れ・玄関・水回りなどの最終清掃に使用。
- 新居：搬入前の床・棚・換気口などの軽い拭き取りに使用。
旧居では特に、水回り（キッチン・浴室・洗面所）の汚れを落とすことで、
大家さんや管理会社の印象が良くなり、退去チェック時にトラブルを防ぐことができます。
新居では、家具を設置する前に床や棚を拭いておくと、衛生的で気持ちよく入居できます。
必要な持ち物・掃除道具リスト
最低限、以下の掃除アイテムを残しておきましょう。
- ① 掃除機：床のホコリ・ゴミを短時間で吸い取るために必須。ハンディクリーナーでも可。
- ② 雑巾またはウエス：拭き掃除や汚れ落とし用。古タオルを再利用するのもおすすめ。
- ③ 中性洗剤：キッチン・洗面台・床など、幅広く使える万能洗剤。
- ④ 除菌スプレーまたはアルコール：衛生対策に。新居の入居前掃除にも活用可能。
- ⑤ 掃き掃除用のほうき・ちりとり：掃除機を積み込んだ後に備えておくと便利。
- ⑥ ゴム手袋：洗剤を使用する際の手荒れ防止に。
- ⑦ ゴミ袋：掃除中に出たホコリ・不要品の廃棄に使用。
これらのアイテムは、すぐ取り出せるように別のバッグやボックスにまとめておくと便利です。
掃除後はそれらを最後にダンボールへ詰めて、引越し業者に渡すようにすると効率的です。
手順とタイミングの流れ
- ① 前日：掃除機・雑巾・洗剤などを「最後に使う道具」として分けておく。
- ② 荷物搬出中：大型家具の下や壁の裏に出てきたホコリを掃除。
- ③ 搬出後：床や棚を雑巾で拭き取り、残ったゴミをまとめて捨てる。
- ④ 新居到着後：入居前に軽く清掃し、特にキッチン・洗面所の拭き掃除を行う。
- ⑤ 最後に：使用した雑巾やゴミ袋はまとめて処分し、荷物と一緒に搬入。
注意点
掃除機を引越し業者に渡すタイミングには注意しましょう。
当日、すべての荷物を積み終えたあとに掃除機を使いたくなることが多いため、
「掃除が終わるまでトラックに積まないよう伝える」のがポイントです。
また、電源を抜く際にはコンセント周辺のホコリも清掃し、安全対策を忘れないようにしましょう。
新居での最初の清掃に使う場合、水道や電気の開通確認を前日までに行っておくと安心です。
まとめ
引越し前の掃除は、退去時の印象を大きく左右する大切な作業です。
掃除機・雑巾・洗剤などを前日までにまとめておき、最後まで残しておくことで、
旧居の清掃や新居の準備がスムーズに進みます。
必要なアイテムを厳選し、効率よく・きれいに・安全に作業を終えることが、
トラブルのない引越しと気持ちのよい新生活のスタートにつながります。
